婿取りとは?


 質問:婿取りとは、
 法的にどういう意味ですか?



 婿取り、というのは法律用語ではありません。


 婿取りとは、女性との婚姻。

 そして、その女性の苗字を
 名乗ることが一般的な意味

 となると考えます。


 女性の苗字を名乗るには、

 女性の両親と養子縁組をする方法と、

 養子縁組をしない方法とがあります。


 この苗字は「婚姻届」
 そして、「養子縁組届」
 の書き方によって変わってきますので、
 注意が必要です。


 不用意に法的な中身がわからないまま
 養子縁組届を書いてしまった場合、
 
 取り消したいと思ったときは
  裁判所を通したりとか
 非常に難しくなりますので、
 注意が必要です。


 なので婿取りの場合、
 この養子縁組をするしないの
 法的意味を
 知っておく必要があります。


 婿取りにおいて
 養子縁組をすると、
 お婿さんに相続の権利が発生します。


 つまり、お婿さんの妻のお父さんが亡くなった場合、
 お母さんとお婿さんの妻、そして
 お婿さんが相続人となるわけです。

 (もちろん婿取りした妻の他にお父さんの
 子供がいたらその人も相続人となります。)
 
 
 養子縁組が無い場合、
 この相続権は発生しないわけです。


 また、婿取りの場合、
 墓守のことも気になるかと思います。


 将来誰が墓を見ていくのか。


 法律的に見ると、
 話し合いで決まれば
 誰でもよいのです。


 だから、お婿さんがお墓や仏壇を
 守っていくでもいいし、

 妻が守っていくでもいいのです。


 婿取りの場合、お婿さん、その妻、妻の両親は
 上記のような法的なことを勘案して、
 
 どんな形で婿取りを迎えるかを
 知っておくことが大事です。




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