養子縁組の戸籍の記載例

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■普通養子縁組によって戸籍はどのように記載されるか
「養子縁組をすると、そのことが戸籍に載るんですよね?
どんな感じで載るんですか?」
「そうですね。養子が15歳未満であったり、養子が20歳以上であったりと、
その家族の事情によって戸籍の記入のされ方が違ってきます。
ですので、戸籍の身分事項欄の記載例を各ケース別にご紹介したいと思います。」
「あ、ちなみに戸籍の中で「戸籍に記載されている者」のところには
父 ○○○○
母 ○○○○
続柄 長男
養父 ○○○○
養母 ○○○○
続柄 養子
という感じで、実父母の氏名と続柄のあとに、
養父母の氏名と続柄が記載されることとなります。
(※これは普通養子縁組の場合です。
特別養子縁組の場合は養親は
父 ○○○○
母 ○○○○
と、実の親子とできるだけ同じとなるような記載となります。)」

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・夫婦がそろって未成年者(15歳未満)の者と養子縁組をする場合の戸籍の記載例
■養父母の身分事項欄の記載例
【縁組日】平成○年○月○日
【共同縁組者】夫(または妻)
【養子氏名】○○○○

■養子の身分事項欄の記載例
【縁組日】平成○年○月○日
【養父氏名】○○○○
【養母氏名】○○○○
【代諾者】親権者父
【従前戸籍】○○県○○市○○町○丁目○番 ○○○○(←従前戸籍の筆頭者)

・夫婦がそろって未成年者(15歳以上20歳未満)の者
または成人(20歳以上)の者と養子縁組をする場合の戸籍の記載例
■養父母の身分事項欄の記載例
【縁組日】平成○年○月○日
【共同縁組者】夫(または妻)
【養子氏名】○○○○

■養子の身分事項欄の記載例
【縁組日】平成○年○月○日
【養父氏名】○○○○
【養母氏名】○○○○
【従前戸籍】○○県○○市○○町○丁目○番 ○○○○(←従前戸籍の筆頭者)

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・特別養子縁組をした場合の養子の戸籍の記載例
【民法817条の2による裁判確定日】平成○年○月○日
【届出日】平成○年○月○日
【届出人】父母

※夫婦の戸籍とは別の戸籍から養子が入ってくる場合は下記の1文が記載されます。
【従前戸籍】○○県○○市○○町○丁目○番 ○○○○(←従前戸籍の筆頭者)

・日本人の夫婦が、外国人を養子とした場合の養子縁組の記載例
■養父母の身分事項欄の記載例
【縁組日】平成○年○月○日
【共同縁組者】夫(または妻)
【養子氏名】マイケル,スコティッシュ
【養子の国籍】アメリカ合衆国
【養子の生年月日】西暦1990年○月○日


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